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ラスビック錠の特徴と位置付けは?レボフロキサシンと比較しながら考察してみた
今回のテーマは、ラスビック錠! 一般名はラスクフロキサシン(LSFX)、新しいキノロン系経口薬です。国内では2008年に発売されたシタフロキサシン(STFX)から約10年ぶりの新薬ですね。 特徴や臨床における位置付けはどうなのか?同効薬のレボフロキサシ... -
ニューキノロン系の抗菌スペクトルを理解する【臨床の位置付け、適正使用のポイントも解説】
抗菌薬の勉強を始めるなら、まずはペニシリンやセフェム系からですよね。 その次はどの系統を学べばいいのか? おすすめはキノロン系! 適正使用のために押さえておきたい代表的な抗菌薬だからです ニューキノロン系は抗菌スペクトルが広く経口投与できる... -
ペニシリンとセフェム系の抗菌スペクトルを理解する【世代ごとにわかりやすく解説】
「抗菌薬のスペクトルを勉強するなら、まずはペニシリンとセフェムから!」 みんなそう思います。おそらくはじめに学習するのがこの部分ですよね。 でも、単に覚える(=暗記する)だけだとマズイです。実際に使える知識にならないばかりか、しばらくする... -
ラコール配合経腸用半固形剤の特徴【ラコール経腸用液と比較しながら解説】
今回のテーマはラコールNF配合経腸用半固形剤(以下、ラコール半固形)。どのような特徴があるのか?ラコールNF配合経腸用液(以下、ラコール液体)と比較しながら解説します。 ポイントは大きく4つです。 ラコール半固形とラコール液体の比較 医薬品唯一... -
イノラス配合経腸用液の特徴を理解する5つのポイント!
今回のテーマはイノラス配合経腸液!半消化態の栄養剤です。どのような特徴があるのか?勉強がてら調べたので共有したいと思います。 ポイントは大きく4つです! 分類…半消化態栄養剤 特徴…高カロリー、高たんぱく、液量が少ない 利点…少量で効率的に栄養... -
第一選択の抗菌薬をマスターする!【臨床で問題となる細菌の種類も合わせて解説】
「多剤耐性菌がどんどん出てくる!」 「なのに、使える抗菌薬がないーーーー!」 そんな事態にならないように、できることは何か? 答えは簡単! 細菌ごとに対応する第一選択の抗菌薬をマスターすること! 抗菌スペクトルが無駄に広いと、『耐性菌出現の可... -
PK-PD理論とは何か?薬剤師が押さえておきたいポイントをまとめてみた!
PK-PD理論とは何なのか? 理論という時点で、難しそうで、とっつきにくいイメージですよね。 でも、調べてみるとそんなにややこしくありません。むしろ、抗菌薬の投与設計、医師とのコンサルテーションなどに活用できるため、ぜひ身につけておきたい知識だ... -
eGFRとCcrの違いは?わかりやすくポイントを解説!
今回のテーマはeGFRとCcrの違い!・eGFR(イージーエフアール)・Ccr(クレアチニンクリアランス)添付文書を見るとたいてい「Ccr」の文字が飛び込んできます。一方で、血液検査票は決まって「eGFR」の記載です。どちらも腎機能を評価するための指標である... -
NSAIDsは腎障害のリスクあり!【予防方法、代替薬を合わせて解説】
痛み止めNSAIDsの副作用といえば、胃粘膜障害! 超有名ですね。一方で「腎障害」と、真っ先に答える人は少ない印象があります。きっと、胃(イ)がメジャー過ぎて、腎(ジン)の副作用が目立たないからではないでしょうか? NSAIDsによる腎障害はもっと注... -
腎機能が悪い人に注意!投与量チェックを見逃すと危険な薬ベスト5
腎機能に応じた投与量かどうかの確認は、薬剤師が行う大切な仕事の一つです。 処方箋に並んだ薬品名を眺め、腎排泄型薬剤をパッと区別し、「あっ、この薬は要注意!」と、危険を察知できれば、仕事がはかどります。 一方で、見逃すと大変です。血中濃度上...