New article
-
循環器系薬
コララン錠の特徴を理解する3つのポイント
今回のテーマはコララン錠! 一般名はイバブラジン、慢性心不全の治療薬です。 注目すべきは! HCNチャネルブロッカーという新しい機序です コララン錠はどのような特徴があるのか? ポイントは下記4つです。 作用機序:HCNチャネルブロッカー 適応:慢性... -
仕事
処方提案力は2つの要素からなる、できる薬剤師はココが違う!
今回のテーマは処方提案力! 処方提案力が高い人の方が、より優れた処方を医師に提案できます。患者さんが抱える薬物療法の問題点を解決できる能力が高いからです。 さて、処方提案力が「高い人」と、「低い人」の違いはどこにあるのでしょうか? 以下2つ... -
循環器系薬
フォシーガに慢性心不全の適応追加!懸念される3つのこと
2020年11月27日、フォシーガに慢性心不全の適応が追加されました。 しかも、糖尿病の有無に関係なく使える! もう糖尿病薬の枠組みを超えてしまったわけです。驚きですね。 さあ、フォシーガをどんどん使って心不全を治療しよう! と、世の中が動きそうな... -
循環器系薬
エナロイ錠は他のHIF-PH阻害薬に追従できるのか?考察してみた
2020年9月にエナロイが承認されました! 国内4番目のHIF-PH阻害薬ですね。 「エナロイ錠は、ほかのHIF-PH阻害薬と比べてどうなの?」 気になる人も多いはず! いつもなら、エナロイの特徴を順に解説していくところを、今回は趣向を変えて記事を書きます(^^... -
抗菌薬の使い方
シベクトロとザイボックスの特徴【共通点と相違点からわかりやすく】
今回のテーマはシベクトロとザイボックス! どちらもオキサゾリジノン系の合成抗菌薬です。最近ではMRSA感染症にバンコマイシンと同様に第一選択薬として使用されるケースが増えています。 ザイボックス(リネゾリド:LZD)に続き、2018年8月からは新たに... -
栄養管理・NST
アセレンド注の特徴・使い方【セレン欠乏症を見逃さないためのポイントも考察!】
今回のテーマは「アセレンド注」 一般名は亜セレン酸ナトリウム、低セレン血症の治療薬です。 セレンって何か知ってますか? 必須微量元素の一つですね。セレン欠乏症は滅多に起こりません。土壌等、自然界に広く存在し、食品とともに体内に取り込まれるか... -
栄養管理・NST
ワンパル輸液の特徴は?押さえておきたい5つのポイント【投与時の注意点も解説】
今回のテーマはワンパル1号・2号輸液! 下記の栄養素をワンバッグに収めた高カロリー輸液です。最近、採用している施設も増えている印象ですね。 アミノ酸 糖・電解質 ビタミン 微量元素 ワンパル輸液はどのような特徴があるのか? 押さえておきたい5つの... -
栄養管理・NST
エネフリード輸液の特徴【メリットとデメリットも考察】
今回のテーマはエネフリード! アミノ酸・糖・電解質・脂肪・水溶性ビタミンを含む栄養輸液です。 注目すべきは脂肪を含む点! 従来のビーフリードに脂肪乳剤をワンバッグ化したのがエネフリードです。 エネフリード ≒ ビーフリード+脂肪乳剤 の図式です... -
仕事
高カリウム血症の原因薬【薬剤性と断定する前に忘れず確認すべき点も解説】
今回のテーマは高カリウム血症の原因薬剤! 「採血の結果、カリウム値が高いけど原因がよくわからない」 ときどきありますよね。 もしかすると、薬剤が原因かも知れません(=薬剤性) 気付かないと、症状が悪化したり、不必要にカリウムを下げる薬が追加... -
仕事
事故は防げる!カリウム注射薬、絶対知っておくべきポイント!
今回のテーマはカリウム注射薬! 医療安全の研修会では欠かせない、ハイリスク薬の定番ですね。 カリウム注射薬は使い方を誤れば、命に関わる危険性が高く、取り扱いに細心の注意が払われます。完璧なマニュアルを備えて、定期的に講習会を行うのは、どこ...